「安定してるはずの公務員なのに、なんで不安なんだろう」
——これは、8年前、20歳で市役所に入ったばかりの僕が、毎晩思っていたことです。
周りからは「勝ち組」「安定してていいな」「税金泥棒」って言われるけど、
給料は手取り16〜17万、家賃5万の一人暮らし。
通帳の残高はいつも数万円で、貯金なんて夢のまた夢。
20代の青春が「節約と我慢」で終わっていく気がして、妙に焦ってました。

これは、僕が20歳の時市役所で働いていた頃の、給与明細です。
第1章:きっかけは、通帳の数字と“資産運用”という言葉
20歳のある日、仕事帰りに銀行のATMに立ち寄って、何気なく通帳を記帳した日のことです。
印字された「残高:52,000円」の文字。
「このまま給料日を迎えても、家賃払ったら残り数千円…」
その瞬間、胸がぎゅっと締め付けられるような感覚に襲われました。
当時の私は仕事に対するバイタリティが高く、
安定した給料よりも成果の分だけ給料が反映される環境を望んでいました。
でもせっかく市役所に就職し、辞めるのには勿体無い…
かといって公務員は副業が禁止されている…
“本当にこのままの人生でいいのか?”
帰宅してすぐスマホで無心で「お金 増やし方」と検索。
いろんな情報が出てくる中で、目に止まったのが
「つみたてNISA」という言葉でした。
様々なブログやYouTubeを見ていくうちに、「これなら自分にもできそう」と思えた。
月10,000円
飲み会を1回我慢すれば捻出できる金額。
SBI証券の口座を開設して、「eMAXIS Slim 全世界株式」に申し込んだ。
震える指で初めての1万円を投資に回したあの感覚は、今でも忘れません。
第2章:地味で退屈な“積立”が、僕を変え始めた
投資を始めたからといって、生活が急に楽になるわけじゃない。
増えるどころか、値動きがマイナスになる月もあって、気持ちが揺れる日々。
でも、ある時ふと思った。
「未来の自分に送金してる」って考え方をしたら、不思議と前向きになれたんです。
公務員という制約の中、副業はできない。 ならば、固定費を削るしかない。
スマホは格安SIMへ。
電気・ガスは一括見直し。
サブスクはNetflixだけ残して、あとは解約。
外食の回数も抑えて、自炊を始めた。
節約は地味だけど、確実に効果が出る。
浮いたお金をそのまま投資へ回す。
その繰り返しが、自分の中で“武器”になっていった。
第3章:コロナと同時に、僕の人生も大きく動いた
2020年春。コロナの影響で職場も混乱し、社会全体が揺れた。
その直後、保有していた投資信託が一気に−30%の下落。
目の前が真っ暗になったけど、当時読んでいた本にあった言葉を思い出した。
投資で成功する人は”途中でやめない人”
その言葉を信じて、VTIやVOOといった米国株を買い増していく。
あの時ほど「勉強しててよかった」と思ったことはないかもしれない。
一方で、仕事に対するモヤモヤもピークに達していた。
毎日同じルーティン、同じ景色、変わらない給料。 「このままの人生で、俺は幸せなのか?」
その問いに、もう自分を誤魔化せなくなっていた…
第4章:24歳、市役所を辞めて起業
当時の僕にとって「市役所を辞める」ことは、
人生で一番大きな決断でした。
家族や友人には猛反対された。
「もったいない」
「安定を捨てるの?」
私の中で安定という言葉は、
「安心して頼れるイメージ」から、
「安い場所に定まる」という解釈に変わっていった。
自分の中ではすでに答えが出ていた。
「安定」より、「納得感」がほしかった。
辞めた後、まずは個人事業主としてスタート。
デスクにノートPC1台、
カフェで打ち合わせをして、
夜は一人で資料を作る。
華やかさなんて皆無。
でも、全部が“挑戦”だったし、楽しかった。
3ヶ月、半年と経つうちに、少しずつ案件が増えてきて、 思い切って法人化。
小さな一歩が、大きな転機につながった。
第5章:そして今、資産3000万と会社経営というステージへ
気づけば、資産は3000万円を超え、法人の代表として仲間と仕事をする日々。
「成功した」とはまだ思っていない。でも、
「自分の人生を生きてる」と胸を張って言える。
今も投資は変わらず月5万円をコツコツ積み立て。 この習慣が、自分の軸になっている。
失敗もあった。孤独も味わった。 それでも、あの日通帳を見て感じた「このままじゃやばい」の感覚を忘れずに進んできた。
このブログで伝えたいこと
このブログでは、
「凡人だった僕が、なぜ投資で人生を変えられたのか」
そのすべてを、リアルに伝えていきます。
• NISAの始め方
• 公務員時代にやってた節約術
• 起業してからの資産の守り方
• 投資と本業のバランス
• そして何より、行動する勇気の話
僕は特別な才能があるわけじゃない。
ただ、「このままじゃ嫌だ」という気持ちに素直になって、一歩踏み出しただけ。
その一歩が、今の“自由”につながっていた。
今、同じような気持ちを抱えているあなたの、ヒントになれたら嬉しいです。
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